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Kaii Higashiyama -東山魁夷
Kaii Higashiyama -東山魁夷
少し前から、ベッドからよく見える位置にこの絵を飾っています。
眠る前に静かな気持ちになれる気がして。
「花明り」
この絵をを観ると、心が「しん」とします。
空気も、桜も、月明かりもしっとりとしていて、
たっぷりと水分を含んだ夜の空気の匂いが漂ってきそう。
東山魁夷はどの作品をとっても
この「水分」を感じさせます。
枯れ葉ですら、しっとりと湿気を含んでる。
「ゆく秋」
「じんわり」「サクサク」という音がしそうで、
この上を歩いたら気持ちいいだろうな・・。
星の中で月が一番好き。
自分で発光できないところが。
満ちたり、欠けたり、見えなくなったりするところが。
「宵桜」
こういう絵を観ると、日本人に生まれて良かったと思う。
月と桜。スモーキーな色合い。湿度。
これは日本人でないと描けないし、
日本人でないとじわっと来ないと思う。
東山魁夷の雪は秀逸。
しっとりとしながらもふわふわ。
「白い朝」
やっぱりこの人は「水の表現」の天才だと思う。
彼の描く世界に人間は出てこないのに、
人の気配を感じるのはなぜだろう。
ひんやりとした景色の作品が多いのに、
決して冷たくないのはなぜだろう。
「しん」とした静寂の中にほっこりとした温かさを感じる。
・・・たぶん。
苦楽をたっぷり含んだ人生という背景があるからこそ描ける
「温度のあるつめたさ」「寂しくない静寂」なのかもしれない。
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Kaii Higashiyama -東山 魁夷 (1908年7月8日 - 1999年5月6日)
昭和期を代表する日本画家と評される。千葉県市川市名誉市民。
船具商東山浩介と妻くにの次男として横浜市に生まれる。本名新吉。
父の仕事の関係で3歳の時に神戸西出町へ転居。
兵庫県立第二神戸中学校(現兵庫高校)在学中から画家を志し、
東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科へ進学。
美術学校を卒業後、ドイツのベルリン大学(現フンボルト大学)に留学。
1945年応召し、熊本で終戦を迎える。
召集解除後は小虎、母、妻が疎開していた山梨県中巨摩郡落合村に一旦落ち着く。
11月に母が亡くなると千葉県市川市に移り、
50年以上に亘りその地で創作活動を続けた。
戦後、1947年の第3回日展で「残照」が特選を得たことが転機となり、
以降、風景を題材に独自の表現を追求した。
北欧、ドイツ、オーストリア、中国にも取材し、次々と精力的に発表された作品は、
平明ながら深い精神性をそなえ、幅広い支持を集めた。
約10年の歳月をかけて制作した奈良・唐招提寺御影堂障壁画は畢生の大作となった。
画集のみならず文章家でもあり画文集など、著作は数多い。川端康成とも親しかった。
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